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病原体 |
病原大腸菌 |
下痢などの消化器症状や合併症を起こす大腸菌 |
腸管出血性大腸菌 |
毒素を産生して出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす大腸菌 |
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感染経路 |
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加熱の不十分な食材から感染する。 |
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100個程度という極めて少数の菌で発症し感染症・食中毒をおこす。
そのため感染者の便から容易に二次感染が起こる。 |
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症状 |
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腸管出血性大腸菌はベロ毒素を作り出し、そのベロ毒素は、大腸の粘膜内に取り込まれたのち、リボゾームを破壊し蛋白質の合成を阻害する。蛋白欠乏状態となった細胞は死滅していくため、感染して2〜3日後に血便と激しい腹痛(出血性大腸炎)を引き起こす。また、血液中にもベロ毒素が取り込まれるため、血球や腎臓の尿細管細胞を破壊し、溶血性尿毒症症候群(急性腎不全・溶血性貧血)急性脳症なども起こることがある。急性脳症は死因となることがある。 |
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予防 |
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加熱に弱い菌であるため、ハンバーグなどの挽肉を原材料とする食品は、その中心温度を75℃1分と同等に加熱することにより感染を防ぐことができる。 |
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生レバーなどは加熱殺菌していないので、子供や高齢者など抵抗力の少ない人はとっては食べない方がよい。よい。 |
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備考 |
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下痢止めを服用すると、ベロ毒素が排出されないために重篤もしくは死亡に至る。 |
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O-157の関連情報サイト |
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