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脱髄疾患(脱髄性疾患)とは |
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神経疾患の一種で、有髄神経の髄鞘が障害されることで起こる疾患である。
いったん形成された後に障害される疾患のことを言い、髄鞘形成が不完全なために起こる髄鞘形成不全疾患とは分けて考えられる。 (下欄に解剖の説明) |
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種類 |
中枢神経系 |
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多発性硬化症 |
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急性散在性脳脊髄炎(ADEM) |
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炎症性広汎性硬化症(Schilder病) |
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亜急性硬化症全脳炎(SSPE) |
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進行性多巣性白質脳症(PML) |
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低酸素脳症 |
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橋中心髄鞘破壊症 |
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ビタミンB12欠乏症 |
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Binswanger病 |
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末梢神経系 |
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ギラン・バレー症候群 |
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慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 |
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原因 |
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有髄神経の周りには髄鞘と呼ばれるものが取り巻いている。この髄鞘があるために有髄神経では跳躍伝導を行うことができるため、これが障害されることで神経伝導速度が遅くなり、多彩な神経症状が引き起こされる。 |
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備考 |
神経細胞 |
神経系を構成する細胞で、その機能は情報処理に特化しており、動物に特有である。 |
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無髄神経 |
無脊椎動物(軟体動物など)にも見られる被覆のない神経。
神経としての情報伝達効率は悪い。 |
有髄神経 |
脊椎動物に見られる絶縁性被覆(髄鞘)を有する。
神経伝達効率は無髄神経の100倍である。 |
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髄鞘 |
神経の絶縁体の役目をする。 |
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