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 甲状腺の疾患

甲状腺機能亢進症
概要 甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患。
原因
バセドウ病 甲状腺機能亢進症の原因のなかでもっとも多い。
甲状腺炎
プランマー病
甲状腺刺激ホルモンもしくは甲状腺刺激ホルモン様物質産生腫瘍
甲状腺ホルモンの過剰摂取
症状
診断
治療
備考

バセドウ病
概要 自己の体内に甲状腺を刺激する抗体が生じ、それが甲状腺刺激ホルモン (TSH) の代わりに甲状腺を過剰に刺激するために、ホルモンが必要以上につくられてしまう状態となる。
甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を高めるホルモンであり、そのため、甲状腺ホルモンの異常高値によって代謝が異常に活発になることで、心身に様々な影響を及ぼす。
原因 原因は不明。
主にストレスが原因とされている。
症状
メルゼブルクの三徴
甲状腺肥大
眼球突出
頻脈

その他
甲状腺機能亢進症
大量のエネルギーが必要となるため食欲が異常に増し、体重減少を起こす。
心臓機能が亢進して収縮期高血圧、時に心房細動を起こす。
新陳代謝が活発にない発汗過多になる。
診断
臨床症状 甲状腺肥大、眼球突出、頻脈など
血液検査 甲状腺ホルモン
頸部CT撮影
頸部エコー検査
治療
薬物療法 抗甲状腺薬
アイソトープ(放射性ヨード)治療 ヨードの放射性同位元素を服用し、甲状腺の細胞の数を減少させ甲状腺ホルモンの分泌量を抑える。
外科的療法 甲状腺の一部を残して切除を行う。
甲状腺を切除することで甲状腺ホルモンの量を調整する。他の治療法より早く完治し、再発も少ないが、入院を要する。また、傷跡が目立つことがある。術後に甲状腺機能低下症に陥ることが多いが、その場合の治療は通常の甲状腺機能低下症と同じである。
備考
20〜30歳代に多く、男女比は1:3〜4。
中年女性に多く、甲状腺機能亢進症の代表的な病気である。
また、最近では若い女性にも増えてきている。
バセドウ病患者はなんらかのアレルギーを持っている人が多い。

                                          (ウィキペディアより)
●バセドウ病の関連情報サイト
甲状腺疾患講座ホームページ
SKKヘルスドットネット
ホームページ
目と健康シリーズにバセドウ病と目の病気が掲載されています。

●バセドウ病の患者さん関連情報サイト
バセドウ病になった男の話
ホームページ
甲状腺の病気・バセドウ病にかかった管理人の拙い体験と情報を綴ったサイトです。
あっこのバセドウ病闘病記
ホームページ
バセドウ病との1年間の闘病記です。

甲状腺機能低下症
概要 甲状腺ホルモンの分泌量が不十分となる疾患。
甲状腺ホルモンは、全身のエネルギー利用を促すホルモンであり、エネルギー需要に応じて甲状腺から分泌されるが、これが不足することは全身でエネルギーを利用できず、神経系、心臓、代謝など各器官の働きが低下する。

甲状腺ホルモンの不足する状況としては、分泌調節の段階上次のように分類できる。
@ 甲状腺自体の問題のため分泌ができない(原発性)
A 甲状腺ホルモンの分泌を促進するホルモンである、下垂体からのTSH分泌量が減っているため十分に分泌できない(二次性)
B TSHの分泌を促進する、視床下部からのTRHの分泌量が減っているため、TSH、甲状腺ホルモンとも十分に分泌できない(三次性)
さらに、ホルモン分泌量は十分でありながら、レセプターの異常によって利用できていない状態(ホルモン不応性)という状態もある。
原因

もっとも多いのが橋本病である。
自己免疫によって甲状腺が慢性炎症となった状態であり、原発性に分類される。
発展途上国ではヨード不足により甲状腺ホルモン自体が合成できないことが原因になることもある。
このほか、手術や放射線治療により甲状腺を摘出したり廃絶させた場合に医源性の甲状腺機能低下症となる。
二次性、三次性のものは脳腫瘍が原因となることが多い。
先天性、あるいは幼少時発症の甲状腺機能低下症は発達上の障害が大きな問題となるため特にクレチン症という。

症状 症状は非常に多彩である。
主な症状は無力感、皮膚の乾燥、発汗減少、便秘、体重増加など。皮下に粘液状の物質が沈着することがあり、粘液水腫と呼ばれる。
心臓への粘液状物質の沈着も見られ、不整脈の原因となる。活力の低下により精神活動も緩慢となり、偽痴呆を呈することがある。
子供のクレチン症の場合、生育に必要な甲状腺ホルモンが欠如するために、発育障害、さらに知能障害にいたる場合もある。
診断
臨床症状
血液検査 甲状腺ホルモンの測定
治療
経過観察
薬物療法 甲状腺ホルモンの投与
備考

 橋本病(慢性甲状腺炎)

●橋本病の関連情報サイト
橋本病講座ホームページ

 甲状腺炎
概要
無痛性リンパ球性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎
橋本甲状腺炎
原因
症状
診断
治療
備考

 亜急性甲状腺炎
概要 甲状腺に炎症が起こる疾患。
疾患の経過が急性と慢性の中間くらいである。
原因 原因は不明
症状
甲状腺部や首の痛み
発熱
甲状腺の損傷により甲状腺ホルモンが血液中に流れ出すために甲状腺機能亢進症の症状が出現。
(全身の倦怠感、動悸、手の震えなど)
診断
治療
備考

先天性ヨード欠乏症候群

甲状腺腫

甲状腺萎縮(後天性)

粘液水腫性昏睡

甲状腺中毒症

副甲状腺<上皮小体>機能低下症

下垂体機能亢進症

末端肥大症

下垂体性巨人症

高プロラクチン血症

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群<SIADH>

下垂体機能亢進症

下垂体機能低下症

薬物誘発性下垂体機能低下症

尿崩症

クッシング<Cushing>症候群

ネルソン<Nelson>症候群

アルドステロン症

副腎皮質機能亢進症

副腎皮質機能亢進症

原発性副腎皮質機能不全(症)

アジソン<Addison>クリーゼ<発症>

薬物誘発性副腎皮質機能不全(症)

副腎髄質機能亢進症

エストロゲン過剰(症)

アンドロゲン過剰(症)

多のう<嚢>胞性卵巣症候群

原発性卵巣機能不全(症)

精巣<睾丸>機能亢進(症)

精巣<睾丸>機能低下(症)

思春期遅発症

思春期早発症

自己免疫性多腺性内分泌不全症

多腺性機能亢進(症)

胸腺の過形成遺残

カルチノイド症候群

アンドロゲン抵抗性症候群

 甲状腺癌

栄養失調(症)
クワシオルコル
栄養性消耗症<マラスムス>
消耗症(性)クワシオルコル
エネルギー性栄養失調(症)
ビタミンA欠乏症
チ<サイ>アミン欠乏症
脚気
ウェルニッケ<Wernicke>脳症<エンセファロパチ<シ>ー>
ナイアシン欠乏症[ペラグラ]
リボフラビン欠乏症
ピリドキシン欠乏症
ビタミンB欠乏症
アスコルビン酸欠乏症
ビタミンD欠乏症
くる病
ビタミンE欠乏症
ビタミンK欠乏症
食事性カルシウム欠乏症
食事性セレン欠乏症
食事性亜鉛欠乏症
栄養素欠乏症
銅欠乏症
鉄欠乏症
マグネシウム欠乏症
マンガン欠乏症
クロム欠乏症
モリブデン欠乏症
バナジウム欠乏症
重複(性)栄養素欠乏症
必須脂肪酸[EFA]欠乏症
食物摂取成分の不均衡
限局性脂肪症<脂肪過多症>
肥満(症)
ビタミンA過剰症
高カロチン血症
ビタミンB6大量摂取<megavitamin‐B6>症候群
ビタミンD過剰症
過栄養<過剰摂食>の続発・後遺症
芳香族アミノ酸代謝障害
古典型フェニルケトン尿症
高フェニルアラニン血症
チロシン代謝障害
白皮症
メープルシロップ<楓糖>尿症
その他の側鎖<分枝鎖>アミノ酸代謝障害
脂肪酸代謝障害
アミノ酸代謝障害
アミノ酸転送障害
含硫アミノ酸代謝障害
尿素サイクル代謝障害
ヒドロオキシリジン代謝障害
オルニチン代謝障害
グリシン代謝障害
アミノ酸代謝障害
乳糖不耐症
ラクターゼ<乳糖分解酵素>欠損症
乳糖不耐症
糖原病
フルクトース<果糖>代謝障害
ガラクトース代謝障害
糖質腸吸収障害
スフィンゴリピド代謝障害
GM2ガングリオシドーシス<ガングリオシド症>
ガングリオシドーシス<ガングリオシド症>
スフィンゴリピドーシス
神経系セロイドリポフスチン症
グリコサミノグリカン代謝障害
ムコ多糖(体蓄積)症
グルコサミノグリカン代謝障害
糖たんぱく<蛋白>代謝障害
リポたんぱく<蛋白>代謝障害
純型高コレステロール血症
純型高グリセリド血症
混合型高脂(質)血症
高カイロミクロン血症
高脂(質)血症
高脂(質)血症
リポたんぱく<蛋白>欠乏症
ピリミジン代謝障害
レッシュ・ナイハン<Lesch‐Nyhan>症候群
ピリミジン代謝障害
遺伝性骨髄性ポルフィリン症
晩発性皮膚ポルフィリン症
ポルフィリン症
カタラーゼ
ペルオキシダーゼ欠損症
ジルベール<Gilbert>症候群
クリグラー・ナジャー<Crigler‐Najjar>症候群
ミネラル<鉱質>代謝障害
銅代謝障害
鉄代謝障害
亜鉛代謝障害
リン代謝障害
マグネシウム代謝障害
カルシウム代謝障害
アミロイドーシス<アミロイド症>
体液量減少(症)


高ナトリウム血症

低ナトリウム血症

アシドーシス

アルカローシス

混合型酸塩基平衡障害

高カリウム<K>血症

低カリウム<K>血症

体液過負荷

先天性ヨード欠乏症候群

ヨード欠乏による甲状腺障害

甲状腺萎縮(後天性)

粘液水腫性昏睡

非中毒性甲状腺腫

甲状腺中毒症[甲状腺機能亢進症]

甲状腺疾患の関連情報サイト
すみれ病院ホームページ 一般の方や医療従事者向けの甲状腺疾患の情報が掲載されています。
野口病院ホームページ 甲状腺疾患の治療と研究をされている病院のサイトです。
甲状腺疾患の解説があります。
日本甲状腺学会
ホームページ
診療ガイドラインなどがあります。

頚部の疾患

外傷性頚部症候群
概要 自動車事故など後方や側方からの衝撃により頚椎の靭帯や椎間板、頸部の筋肉、筋膜が損傷して発症する。
原因
症状
頭痛
頸部痛
頸椎の運動障害

後頭部から背部の痛みやこり。
腕のしびれや脱力などの頸肩腕症状や、めまい、眼のかすみ、耳鳴り、耳閉感、動悸、声のかすれ、吐き気、顔面の紅潮、全身の倦怠感、集中困難などのいわゆるバレルー症状があります。

事故後12時間以上経過してから頚部痛が現れることもある。
診断
臨床症状
単純エックス線検査
(頚椎)
2方向 正面、側面
4方向 2方向+前・後屈
6方向 4方向+両斜位
7方向 6方向+開口位
頚部MRI検査
治療
薬物療法
内服薬 鎮痛薬、筋弛緩薬、精神安定剤など
外用薬 冷湿布
頚部固定術 カラーポリネックで頚部を固定する。
理学療法
急性期を過ぎてから行なう。

頚椎牽引
温熱療法
体操療法
心理療法
備考 現在では「むちうち損傷」とは言わず、外傷性頸部症候群や頸部捻挫などとされている。

頚部リンパ節腫脹
概要 頸部のリンパ節が、炎症やがんの転移などにより腫れること。
原因
口や咽喉の細菌感染
ウイルス感染や結核など
悪性腫瘍のリンパ節転移、リンパ節の腫瘍
症状 痛み、腫瘤、発熱
診断 炎症か腫瘍か鑑別する必要がある。
治療 ●炎症の場合
薬物療法
●腫瘍の場合
薬物療法
化学療法
放射線療法
備考 原因となる病巣に近い部位のリンパ節が最も腫れやすい。

 頚髄損傷






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