疾患
頭部甲状腺・頚部
耳鼻咽喉歯科
胸部(肺・気道)
心臓
血管(胸部・腹部・四肢)
骨盤腔(泌尿器科)
骨盤腔(婦人科)
腹部全般
肝臓胆のう
膵臓腎臓
食道
小腸大腸
骨・関節皮膚神経
血液
がん関連その他
感染症
精神の病気
こどもの病気
女性の疾患


トップページ医療疾患一覧 > 小腸の疾患
小腸の疾患

 メッケル憩室
概要 胎生期の途中でなくなるはずの卵黄のう管(臍腸管)がそのまま憩室として残ってしまう。
回腸に存在し、その約2/3には異所性胃粘膜があるとされている。
原因 回腸に存在し、そのおよそ2/3には異所性胃粘膜
症状 多くは無症状。
腸重積、異所性粘膜による消化管潰瘍の出血、穿孔、憩室炎など
診断
異所性胃粘膜(メッケル憩室)シンチグラフィー
テクネシウムは正常な胃粘膜に集積することを利用した検査。

前処置 検査前12時間絶食
検査 テクネシウムを静注するし、決められた時間ごとに撮影する。
小腸造影 造影剤を飲むか、チューブにて注入し、小腸内の造影剤の流れを観察する。
腹腔鏡
治療
外科的療法 外科的切除術
備考

●メッケル憩室の関連情報サイト
獨協医科大学越谷病院小児外科ホームページ メッケル憩室のくわしい説明があります。

 イレウス
概要 腸管の内容物が肛門側へ流れないで詰まった状態。
そのため腸が拡張し、お腹がはって、吐き気や嘔吐をおこす。
原因
術後の腸の癒着による腸管の折れまがりやねじれ、大腿ヘルニア、腸捻転など
大腸がんなど
症状 激しい腹痛と吐き気・嘔吐、腹部膨満など
診断
腹部エックス線検査
腹部CT検査
腹部エコー検査
治療
イレウスチューブ挿入
外科的療法 一定期間イレウスチューブを挿入しても改善しない場合や絞扼性イレウスで至急性を要するばあい。
備考
機械性イレウス 腸管内に発生した腫瘍などによる狭窄や、外部からの腸管の圧迫などによる
単純性イレウス
(閉塞性イレウス)
血流障害を伴わない。
複雑性イレウス
(絞扼性イレウス)
血流障害を伴う。
機能的イレウス
麻痺性イレウス
痙攣性イレウス

 クローン病
概要

口腔から肛門まで(主に小腸と大腸)の消化管全域に、非連続性の炎症および潰瘍を起こす原因不明の疾患。
炎症は粘膜から漿膜まで進行し、それにより腸管が狭窄し腸閉塞を起こしたり、穿孔や瘻孔を生じる。

原因 遺伝的な要因と免疫系の異常、環境的因子などが関係しているとされている。
食生活の欧米化により、動物性蛋白質や脂質の摂取が増えたためもいわれている。
症状
腹痛 炎症による狭窄や潰瘍により痛みが生じる。
下痢 一日に数回以上の下痢
体重減少 栄養吸収の役目をする小腸に病変が生じるため。
肛門部病変 痔ろう、裂肛
診断
臨床症状 腹痛と下痢の繰り返し、肛門部病変などよりクローン病を疑う。
鑑別としては、潰瘍性大腸炎、ベーチェット病などがある。
血液検査 白血球数、CRP、赤沈、アルブミンより炎症の判定
便潜血検査
注腸検査 腸管の狭窄や縦走潰瘍といわれる腸管に沿って続く潰瘍、敷石状の腸管などがみらえる。
大腸内視鏡検査
治療
食事療法
(栄養療法)
腸管を安静にし、炎症を抑える。
症状により、成分栄養剤や持続点滴を行う。
薬物療法 5-アミノサリチル酸製剤
重症例ではステロイドによる治療を行う場合もある。
外科的療法
白血球除去療法 体外に循環させた血液を装置に通して、炎症発生機序の要点となる白血球を取り除く。
※クローン病は保険適応になっていない。
備考

●クローン病の関連情報サイト
難病情報センター
ホームページ
クローン病などの難病の総合情報サイトです。

 急性腸炎

 中毒性胃腸炎

アレルギー性及び食事性胃腸炎

上腸間膜動脈閉塞症

概要 上腸間膜動脈が突然に詰まる病気
原因
塞栓症 心房細動などの不整脈により心房にできた血の塊がはがれて、血流にのって上腸間膜動脈に詰まる。
血栓症 動脈硬化のために上腸間膜動脈の壁が狭くなったところに、動脈の壁の内側が崩れて詰まって起こる。
症状
腹痛 激しい腹痛
腸閉塞
診断
腹部造影CT検査
腹部血管造影
治療
外科的治療
備考
上腸間膜動脈 小腸の大部分と大腸の一部へ酸素と栄養を送る。

小腸アニサキス症

●アニサキス症の関連情報サイト
国立感染症研究所感染症情報センターホームページ
丹羽病院ホームページ アニサキス症の説明など消化管の情報が掲載されています。

小腸の関連情報
カプセル内視鏡 1秒に2枚で、約8時間で最大約6万枚を撮影する。

小腸疾患の関連情報サイト
消化管医用画像データベースホームページ 九州がんセンターのサイトです。








関連情報 リンク集


医療の掲載項目についての注意事項
医療に関する各種制度、疾患の説明、治療方法についてはどのようなものがあるのかを広く紹介することが主目的であり、実際に制度を利用、もしくは医療機関など各種機関を利用する場合は該当する窓口に相談をしてください。
初めての方はこのサイトについてをお読みください。

トップページ医療疾患一覧 > 小腸の疾患
Copyright (C) 2007 e社会福祉士情報サイト All Rights Reserved.