ギラン‐バレー症候群とは |
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多発性の根神経炎の一つ
主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入らなくなる。
重症の場合、中枢神経障害性の呼吸不全を来し、この場合には一時的に気管切開や人工呼吸器を要するが、予後はそれほど悪くない。
日本では特定疾患に認定された指定難病である。 |
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原因 |
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一般にカンピロバクター、サイトメガロウイルス、EBウイルス、マイコプラズマなどのウイルスや細菌の先行感染に引き続いて発症する。
感染源に対する抗体が誤って自己の末梢神経も攻撃してしまうという自己免疫応答によって発症すると考えられている。 |
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症状 |
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運動神経の障害が主で初発症状は下肢の筋力低下から起こることが多い。
その後、下肢から体幹部に向かい左右対称性に筋力低下や麻痺が上行する。
呼吸筋の麻痺が起こると人工呼吸噐により呼吸管理が必要となることがある。
運動神経の障害が主であるが、軽度の感覚神経障害も起こす。その他、顔面神経麻痺や外眼筋障害などの脳神経症状や、構音障害や嚥下障害などの球麻痺症状、自律神経障害を伴うことがある。 |
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診断 |
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血清中の抗ガングリオシド抗体の上昇が半数程度に認められる。 |
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