疾患
頭部甲状腺・頚部
耳鼻咽喉歯科
胸部(肺・気道)
心臓
血管(胸部・腹部・四肢)
骨盤腔(泌尿器科)
骨盤腔(婦人科)
腹部全般
肝臓胆のう
膵臓腎臓
食道
小腸大腸
骨・関節皮膚神経
血液
がん関連その他
感染症
精神の病気
こどもの病気
女性の疾患


トップページ医療疾患一覧 > 胆嚢(胆のう)の疾患
 胆嚢(胆のう)の疾患

胆嚢(胆のう)
胆のう 胆石症 | 胆嚢炎 | 急性胆のう炎 | 慢性胆のう炎 |
胆道 胆管炎 | 原発性硬化性胆管炎 | 胆道閉塞

 胆石症
概要
胆石 胆のうや胆管内にできた結晶

胆石症
胆のう結石症 胆のう内に石がある。
結石症の80%くらい。
コレステロール胆石が多い。
総胆管結石症 胆管内に石がある。
カルシウム・ビリルビン結石が主体。
肝内結石症 肝臓内の胆管に石がある。

胆のうから胆管の流れ出た胆石により胆管が塞がれると胆管や肝臓に細菌感染を起こしたり、膵炎、黄疸を生じる場合がある。
原因 胆汁中に溶けているコレステロール、ビリルビンなどの物質が胆汁中に過剰に排泄などの様々な原因により胆汁中に溶けきれなくなり、結晶になる。
症状
胆石が胆のうの中にあるだけや、小さいままで胆管から十二指腸に流れるだけでは症状はない。
胆石により胆管に閉塞が生じると症状が出る。
右上腹部の痛み、吐き気、嘔吐、症状が進むと発熱、悪寒、黄疸
胆石特有なものとして右上腹部を圧迫したときの痛みがある。発熱、悪寒、黄疸がでます。
診断
血液検査
白血球数やCRPなどの炎症反応を示す数値が増加
ビリルビンやALP、LAP、γ-GTPなどの胆道系酵素の上昇
腹部エックス線検査
腹部CT検査
胆嚢の腫大
胆石、胆泥
ERCP
(内視鏡的
逆行性胆膵管造影法)
内視鏡を使い、膵管、総胆管の出口である十二指腸乳頭にカテーテルを挿入し、内視鏡の先端から造影剤を注入して、胆管と膵管を造影する。
腹部MRI検査  MRCP
治療
薬物療法 溶解剤を長期間飲み続ける。
薬で溶ける結石しか適応できない。
内視鏡的胆のう摘出術
外科療法 胆のう摘出術
備考
総胆管結石症

●胆石症の関連情報サイト
 ※ オリンパスのサイトです。
胆石症などの説明があります。
胆石の知識ホームページ 胆石について詳しく説明されているサイトです。

 胆嚢炎
概要
原因
大部分は胆石が原因。
胆石による胆のう管や胆のう頚部の閉塞により胆汁が流れなくなり、細菌が胆汁に感染して炎症が起こる。
胆嚢や胆管にできた腫瘍
症状
腹痛 右季肋部から心窩部にかけての持続的な痛み
発熱
嘔吐
黄疸
診断
血液検査
白血球数やCRPなどの炎症反応を示す数値が増加
ビリルビンやALP、LAP、γ-GTPなどの胆道系酵素の上昇
腹部エックス線検査
腹部CT検査
胆嚢の腫大
胆石、胆泥
腹部MRI検査  MRCP
治療
薬物療法 輸液、抗生物質
経皮経管胆嚢ドレナージ術 腹壁から細い針を刺して胆嚢のなかにたまった胆汁を体外に排出する
外科的療法
備考 胆嚢炎が進行して腹膜炎や敗血症を引き起こす可能性がある。

急性胆嚢炎 急性胆嚢炎のコーナーへ
慢性胆嚢炎 慢性胆嚢炎のコーナーへ

●胆のう炎の関連情報サイト
医療情報サービス
(Minds)
 ※ オリンパスのサイトです。
胆嚢炎などの説明があります。

急性胆のう炎
概要 結石により胆のう管が閉塞することにより胆のう壁の粘膜が炎症を起こす。
細菌感染をすると重症化の危険性がある。
原因
症状
食後の右上腹部や背部の激しい痛み
吐き気、嘔吐
※一時的な閉塞では、軽い心窩部痛や吐き気
発熱
診断
血液検査 中程度の白血球の増加。
腹部エックス線検査 炎症による腸の異常ガス像
腹部CT検査 胆のう石が認められることが多い。
炎症による胆のう壁の肥厚と腫れ
腹部エコー検査 胆のう石が認められることが多い。
炎症による胆のう壁の肥厚と腫れ
治療
薬物療法 輸液、抗生物質
経皮経管胆嚢ドレナージ術 場合により腹壁から細い針を刺して胆嚢のなかにたまった胆汁を体外に排出する
外科的療法 場合により開腹して胆のうを摘出する。
備考 典型的な発作は2〜3日で改善することが多い

●急性胆のう炎の関連情報サイト
Minds医療情報サービス
ホームページ

慢性胆のう炎
概要 繰り返し炎症があるために胆のう壁が厚くなり、胆のう自身は収縮する。
原因 胆のうの繰り返しの炎症
症状
診断
治療
備考

 胆のうポリープ
概要
コレステロールポリープ 胆のう粘膜に沈着したコレステロールを貪食した泡沫細胞が集まってポリープ状に隆起したもので高頻度にみられます。しばしば多発し大きさは5mm以下のものがほとんどです。
炎症性ポリープ 炎症による隆起性病変。
大きさは5mm前後で、無茎性から有茎性までいろいろな形態がある。
化生性ポリープ 過形成の上皮からなる隆起性病変。
形は無茎または広基性である。
単発または多発する5mm前後の隆起である。
腺筋腫症 胆のう粘膜の増生、筋層の肥厚などによる。
形は無茎性隆起である。
腺腫 単発するポリープ状の隆起。
有茎性で、5〜10mmの大きさのものが多い。
一部に正常とがんとの境界である異型細胞をともなうことがあり小さいがんとの鑑別が必要である。
原因
症状
診断
治療
備考 ●大きさによる治療方法
5mm以下 がんの部分が見つかることはほとんどない。
初めてポリープが見つかった場合は3ヵ月後にもう一度検査をする。
6ヶ月ごとくらいに検査をして経過観察をする。
5〜8mm 6ヶ月ごとくらいに検査をして経過観察をする。
8〜10mm そのままにしておくと悪性の可能性が高くなるので腹腔鏡下胆のう摘出術(ラパ胆)の施行を主治医と相談する。
10mm以上 悪性所見が見つかる可能性が高くなる。

胆管炎
概要
原因
大部分は胆石が原因。
胆石による胆管の閉塞により胆汁が流れなくなり、細菌が胆汁に感染して炎症が起こる。
胆嚢や胆管にできた腫瘍
症状
腹痛 右季肋部から心窩部にかけての持続的な痛み
発熱
嘔吐
黄疸
診断
血液検査
白血球数やCRPなどの炎症反応を示す数値が増加
ビリルビンやALP、LAP、γ-GTPなどの胆道系酵素の上昇
腹部エックス線検査
腹部CT検査
胆嚢の腫大
胆石、胆泥
腹部MRI検査  MRCP
治療
薬物療法
内視鏡的経胆管ドレナージ術 内視鏡下に十二指腸から胆管内に細い管を通して胆汁を排出する
外科的療法
備考 胆嚢炎が進行して腹膜炎や敗血症を引き起こす可能性がある。

  原発性硬化性胆管炎
概要 慢性の炎症により胆管が細くなり胆汁の流れが悪くなり、最終的には胆汁性の肝硬変から肝不全になる。
原因 不明。
細菌やウイルス感染、免疫機能の異常などが考えられている。
症状
初期は大多数が無症状
疲労感、黄疸、かゆみ、体重減少、発熱など
肝臓や脾臓の腫大、腹水などの症状
診断
血液検査 アルカリフォスファターゼ値
血清ビリルビン値
内視鏡的逆行性膵胆管造影
(ERCP)
内視鏡を使用し、逆行性に胆管に造影剤を注入し胆管の狭窄の有無を調べる。
経皮経肝胆道造影(PTC) 体の外から肝臓に針を刺して胆管に造影剤を注入する。
治療
外科的療法
肝移植 生体肝移植
備考

 胆道閉塞
概要
原因
症状
診断
治療
磁石圧迫吻合術
備考

気腫性胆のう炎 -
胆嚢水腫 -

胆管穿孔 -
胆管瘻(孔) -

胆のう癌 胆のう癌のページへ

胆のう、胆管 胆のうがん 国立がんセンターがん対策情報センター
胆管がん 国立がんセンターがん対策情報センター

関連情報サイト
済生会インターネット肝臓病院
しーずるーむ 胆道閉鎖症の子どもさんの記録。
症状や治療の説明








関連情報 リンク集


医療の掲載項目についての注意事項
医療に関する各種制度、疾患の説明、治療方法についてはどのようなものがあるのかを広く紹介することが主目的であり、実際に制度を利用、もしくは医療機関など各種機関を利用する場合は該当する窓口に相談をしてください。
初めての方はこのサイトについてをお読みください。

トップページ医療疾患一覧 > 胆嚢(胆のう)の疾患
Copyright (C) 2007 e社会福祉士情報サイト All Rights Reserved.