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概要 |
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C型肝炎ウイルスに感染して肝臓が慢性の炎症を起こしている状態 |
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原因 |
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C型肝炎ウイルスへの感染による。 |
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1991年以前に輸血を受けたことがある人 |
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1960年代以前の注射針を使いまわしていたころの予防接種を受けた人 |
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1990年代までに鍼治療やピアスの穴あけをしたことがある人 |
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ドラッグの回し打ち |
※母子感染、性交渉による感染はまれである。 |
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症状 |
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C型肝炎ウイルスに感染すると急性肝炎を生じ、その後慢性化する。
慢性肝炎になると30年以上かけて肝硬変、肝がんへと進行するとされている。 |
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診断 |
血液検査 |
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ウイルス抗体より感染の有無を調べる。感染があれば、ウイルスの量と遺伝子型を調べる。 |
1型(1b)タイプ |
治りにくい |
2型(2a)タイプ |
治りやすい |
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腹部CT検査 |
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腹部エコー検査 |
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腹腔鏡検査 |
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肝生検 |
肝臓に針を刺して組織の一部を採取して調べる。 |
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治療法 |
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↓
2 |
ウイルスの排除ができない場合は、肝臓の炎症を抑える治療を行う。 |
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@ウイルスの排除 |
インターフェロンの単独療法 |
治りやすい2型低ウイルス量 |
ペグインターフェロンとリバビリン併用療法
※保険適応 |
治りにくいタイプ |
※
ペグインターフェロン |
新型のインターフェロン |
リバビリン |
抗ウイルス薬 |
1年間治療をした場合の薬剤費は、約250万円で、その3割が患者負担とされている。
※高額療養費制度が使用できる。
自治体により期間限定で治療費の助成制度を設けているところもある。 |
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A肝臓の炎症を抑える |
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強力ネオミノファーゲンCの点滴 |
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ウルソデオキシコール酸の内服 |
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小柴胡湯の内服 |
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瀉血(しゃけつ)療法 |
血液を抜いて肝臓に溜まった鉄を取り除いて肝機能の悪化を防ぐ治療方法
※保険適応 |
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備考 |
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現在では難治例でも6割、治りやすい人は8〜9割が治るとされている。 |
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関連情報 |
●C型肝炎の関連情報サイト
●インターフェロン(INF)の関連情報サイト
●C型肝炎の体験情報サイト
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