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→子宮頚(部)がんのニュース
概要 |
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子宮頚部(子宮の入り口部分)に発生するがんである。 |
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40〜50歳に好発し、女性性器悪性腫瘍の中で最も頻度が高いがんである。 |
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大部分は扁平上皮がん |
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主な診断方法 |
細胞診 |
外子宮口の部分を綿棒などでこすって細胞を採取し検査をする。 |
組織診 |
円錐切除術 |
異常があると思われる部分を円錐状に切除し組織を調べる。 |
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コルポ診 |
コルポスコープという機械で、子宮頸部の粘膜表面を拡大して観察する。 |
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●ヒトパピローマウイルス(HPV)の検査
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主な治療方法 |
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標準的な治療方法として、外科的療法(手術)か放射線治療、またはこれらの併用とされている。 |
外科的療法 |
●術式
円錐切除術 |
がんのある部分を円錐状の組織として切除する。
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単純子宮全摘出術 |
膣式単純子宮全摘 |
子宮を経膣的に摘出する。 |
腹式単純子宮全摘 |
腹壁を切開して子宮を摘出する。 |
両側付属器切除術 |
子宮、卵巣、卵管を切除する。 |
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広汎子宮全摘出術 |
子宮と膣の一部など広い範囲の切除とリンパ節郭清を行なう。 |
骨盤内臓全摘術 |
進行したがんの場合に、子宮と膣、下部結腸、直腸、膀胱などの切除も行なう。 |
●治療方法
凍結療法 |
がん細胞を凍らせて殺す。 |
高周波療法 |
高周波を用いて電磁波の熱でがん細胞を殺す。 |
レーザー治療 |
レーザー光線を用いてがんを殺す。 |
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放射線療法 |
外部照射 |
体外から照射をして治療を行なう。 |
腔内照射 |
放射性物質を入れた容器を子宮腔内及び腟内に挿入して治療を行なう。 |
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主にIII期のがんで行なう。
※I、II期で行なう場合もある。 |
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外部照射と密封小線源治療 |
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化学療法 |
※場合により効果がある。 |
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備考 |
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子宮頸がんの原因としてヒトパピローマウイルス(HPV)が関係するとされている。 |
ヒトパピローマウイルス(HPV) |
主な感染経路 |
性行為によるされている。(接触感染) |
HPV検査 |
自宅健診 |
郵送にて検査ができる。
各都道府県の健康財団や民間の検査会社で行なっている。
費用は5千円くらい。 |
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特徴 |
HPVは感染しても大部分は消えるとされている。 |
ワクチン |
HPVに効くワクチンはHPVに感染していない人には効果があるが、既に感染している人には効かない。 |
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1b期から2期のやや進行したがんの場合、日本では手術が中心であるが、欧米では放射線治療が推奨されている。 |
●関連情報サイト
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子宮頚がんの関連情報サイト |
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子宮頸がんのニュース |
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日本婦人科腫瘍学会は初の子宮頸がん治療指針を発表した。
従来は手術中心だった治療法に、新たに放射線治療を選択肢として加えた。
(2007年10月17日)
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