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概要 |
肝臓の悪性腫瘍 |
原発性肝がん |
肝細胞がん |
原発性肝がんの大部分 |
胆管細胞がん |
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その他 |
肝細胞芽腫など |
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転移性肝がん |
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主な発生原因 |
肝炎ウイルスの持続感染 |
B型肝炎ウイルス
(HBV) |
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C型肝炎ウイルス
(HCV) |
肝がんの約8割がC型慢性肝炎が原因である。 |
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備考 |
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日本の肝がんの8割はC型肝炎から発生しているので、C型肝炎を治療することで肝がんを予防することができる。 |
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肝細胞がんの約90%は肝硬変を合併している。 |
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肝がんのうちで手術ができるのは3割ほどで、手術ができても5年以内に80%でがんが再発する。 |
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主な診断方法 |
血液検査
腫瘍マーカー |
AFP、PIVKA II |
腹部CT検査 |
腹部単純CT検査 |
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腹部造影CT検査 |
肝がんは血管が豊富であるため、造影剤を急速に注射して早期に撮影すると白く写し出される。 |
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腹部エコー検査 |
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(腹部MRI検査) |
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針生検 |
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主な治療方法 |
外科的療法 |
肝切除 |
がんと肝臓の一部を切除する方法 |
肝移植 |
生体肝移植 |
条件により保険適応 |
脳死肝移植 |
ほとんど行なわれていない。 |
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脳死肝移植を行うことができる施設 |
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全国で10施設 |
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北海道大学、東北大学、東京大学、信州大学、新潟大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、岡山大学、九州大学 |
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穿刺療法 |
経皮的エタノール注入療法 |
純アルコールを肝がんに注射して化学作用によりがん組織を死滅させる治療法。 |
マイクロ波凝固療法 |
エコー画像などでがんの位置を見ながら皮膚の上から細い針を穿刺しマイクロ波を流してがん細胞を死滅させる治療方法。 |
ラジオ波焼灼療法(Radiofreequency Ablation:RFA) |
特殊な針を体外から肝がんへ穿刺し、その針の先端部分から熱が発生させてがんを焼灼する治療法。
2004年4月に保険適用。
※ラジオ波療法後に『インターフェロンを投与する場合もある。 |
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肝動脈塞栓術 |
カテーテルから細かくしたゼラチン・スポンジや抗がん剤、リピオドールという造影剤を注入し、肝動脈を塞栓することでがんの栄養血管を遮断しがんを死滅させる。
ラジオ波焼灼療法との併用療法もある。 |
腹腔鏡手術 |
腹腔鏡を使用してがんと肝臓の一部を切除する方法 |
放射線療法 |
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化学療法 |
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他の治療法で効果が得られない場合などに行なうことがある。 |
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効果がほとんど期待できない。 |
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関連情報サイト |
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