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概要 |
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乳がん |
乳管がん |
乳がんの約90% |
小葉がん |
乳がんの5%〜10% |
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現在では年間に4万人がかかるといわれている。 |
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乳がんは30代から40代にかけて増加し、40代後半が最も多いとされている。 |
●自分でチェックする方法(月に1回は行う方がよい。)
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左右の乳房の形や位置を確認する。 |
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指先でしこりがないか確認していく。 |
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生理開始後1週間くらいの時期にチェックを行うことが望ましい。 |
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主な診断方法 |
マンモグラフィー |
乳房をアクリルの板に挟んで圧迫してX線撮影を行なう。
閉経後の50歳以上の人はマンモグラフィーが適しているとされている。 |
エコー検査 |
50歳未満の人はマンモグラフィーよりもエコー検査の方が適しているとされている。 |
CT検査 |
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MRI検査 |
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穿刺吸引細胞診 |
しこりに細い注射針を穿刺して細胞を吸いとって調べる。 |
針生検 |
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マンモトーム生検 |
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骨シンチグラフィー |
転移の可能性がある場合 |
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主な治療法 |
外科的療法 |
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腫瘍核出術 |
乳房のしこりだけを切除 |
乳房部分切除術
(乳房温存手術) |
しこりと乳房の一部分を切除。
※乳房部分切除手術+外部照射 |
単純乳房切除術 |
がんのできた側の乳房を全部切除する。
腋窩リンパ節の切除は行わない。 |
胸筋温存乳房切除術 |
乳房と腋窩リンパ節を切除する。
最も一般的な乳がんの手術方法。 |
胸筋合併乳房切除術
(ハルステッド法) |
乳房と腋窩リンパ節だけでなく、乳腺の下にある大胸筋や小胸筋を切除する。 |
腋窩リンパ節郭清 |
乳がんの切除と同時に、わきの下のリンパ節を含むわきの下の脂肪組織も切除する。 |
●他の治療法との組み合わせ
早期がん |
乳房部分切除手術+外部照射 |
進行がん |
乳房切除術後に外部照射 |
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放射線療法 |
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乳房部分切除手術+外部照射 |
術後放射線療法 |
乳房切除術後に外部照射 |
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転移した病巣による症状を緩和するために放射線療法を行なう。 |
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化学療法 |
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細胞分裂の様々な段階に働きかけてがん細胞を死滅させる |
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乳がんは比較的化学療法に反応しやすいとされている。 |
術後化学療法 |
抗がん剤で腫瘍を小さくしてから切除術を行なう。 |
術後化学療法 |
乳房切除術後に化学療法を行なう。
術後の再発を予防する。 |
AC療法 |
アドリアマイシン, シクロホスファミド併用 |
EC療 |
エピルビシン, シクロホスファミド併用 |
FEC療法 |
フルオロウラシル, エピルビシン, シクロホスファミド併用 |
パクリタキセル(PTX)単剤療法 |
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ドセタキセル(DTX)単剤療法 |
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ビノレルビン(VNB)単剤療法 |
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トラスツズマブ単剤療法 |
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PTX, DTX, あるいはVNBとトラスツズマブとの併用療法 |
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CMF療法 |
シクロホスファミド,メトトレキセート,フルオロウラシル併用 |
塩酸イリノテカン(CPT-11)単剤療法 |
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FAC療法 |
アドリアマイシン, シクロホスファミド, フルオロウラシル併用 |
AT療法 |
アドリアマイシン, タキソテール併用 |
カペシタビン内服療法 |
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TS-1内服療法 |
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ホルモン療法 |
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乳房温存療法 |
乳房温存手術と術後の放射線療法、全身的な補助療法(化学療法・ホルモン療法)による治療方法。 |
新しい分子標的療法
(ハーセプチン治療) |
乳がんの増殖に関係するとされているHER2タンパクをねらい撃ちする治療方法。 |
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定型的乳房切除術 |
乳房と胸の筋肉、わきの下のリンパ節を切除する方法 |
非定型的乳房切除術 |
胸の筋肉をとらずに乳房とわきの下のリンパ節を切除する方法 |
乳房温存療法 |
乳房の一部とわきの下のリンパ節を切除して放射線を照射する |
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関連情報サイト |
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※リンパ浮腫の関連情報サイト
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乳がんに関する本 |
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●医療関係者向けの本
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