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悪性リンパ腫 (ML:Malignant Lymphoma)

概要
リンパ系組織の細胞が悪性化して全身の臓器を侵していく病気。
リンパ系組織 リンパ節、胸腺、脾臓、扁桃腺などと、リンパ節をつなぐリンパ管、その中を流れるリンパ液。

病理組織学的分類
ホジキンリンパ腫 日本では少ない。
非ホジキンリンパ腫
濾胞性リンパ腫
中細胞型
混合型
大細胞型
びまん性リンパ腫
大細胞型


低悪性度
年単位で進行
濾胞(ろほう)性リンパ腫
MALTリンパ腫など
中悪性度
月単位で進行
びまん性大細胞性B細胞性リンパ腫
未分化大細胞リンパ腫など
高悪性度
週単位で進行
リンパ芽球性リンパ腫
バーキットリンパ腫など

原因
ウイルスや化学物質、放射線などが関係しているとされている。

症状
リンパ節腫脹 首、腋の下などのリンパ節の多い部位に痛みを伴わないしこりが生じる。
全身症状 発熱、全身の倦怠感(けんたいかん)、体重減少、寝汗など

主な診断方法
リンパ節生検 リンパ節を採取し顕微鏡で調べる。

血液検査
白血球数の増加、貧血、赤沈の亢進。

ウイルス検査 B型肝炎、C型肝炎、ヒトTリンパ球向性ウイルスI型(HTLV-I)、ヒト免疫不全症ウイルス(HIV)など
胸部X線検査
CT検査
MRI検査
超音波検査
胃内視鏡検査
PET検査
ガリウム(Ga)シンチグラフィー
骨髄検査
消化管検査
胃透視検査
胃内視鏡
大腸
注腸検査
大腸内視鏡

ホジキンリンパ腫
●主な治療法
外科的療法
放射線療法
I、II期
※化学療法と併用する場合がある
外部照射
化学療法
I、II期
化学療法の効果が期待できる。
※完治する可能性がある。

限局型 化学療法
※ABVD療法
放射線療法
全身型 化学療法
※ABVD療法

非ホジキンリンパ腫
●主な治療法
放射線療法
I、II期
化学療法と併用
外部照射
化学療法
化学療法の効果が期待できる。
※完治する可能性がある。

限局型 化学療法
※CHOP療法
放射線療法
全身型 化学療法
※CHOP療法

生物学的製剤 抗CD20抗体
経過観察 ゆっくり進行する型のリンパ腫に対して行なう場合がある。
造血幹細胞移植 自家移植
同種造血幹細胞移植療法

病期分類
リンパ腫の病期分類にはのAnn Arbor分類が世界的に用いられている。
通常の癌と異なり、0期という分類がない。
I期 1つのリンパ節領域または1つのリンパ組織(脾臓、胸腺、扁桃腺)の病変(I期)、あるいは1つの非リンパ性臓器の限局性病変(IE期)
II期 横隔膜を境にした同側、2つ以上のリンパ節領域にわたる病変(II期)、あるいは1つの非リンパ性臓器への限局性病変を伴う1つ以上のリンパ節領域の病変(IIE期)
III期 横隔膜の両側にわたるリンパ節領域(III期)、リンパ節以外の臓器又は部位の限局的侵襲を伴うもの(IIIE期)、脾臓の侵襲を伴うもの(IIIS期)、その両者を合併しているもの(IIIES期)
IV期 1つ以上のリンパ節以外の臓器又は組織へのびまん性の浸潤で、リンパ節腫大を問わない

関連情報サイト

特定非営利活動法人 グループ・ネクサスホームページ
悪性リンパ腫患者・家族連絡会「グループ・ネクサス」が運営する悪性リンパ腫のポータルサイトです。
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体験情報サイト
悪性リンパ腫体験記ホームページ






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