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 社会福祉士 国家試験 医学一般

高齢者の病気

高齢者の特徴
体重に占める体液の割合が若年者より少ない。
→脱水を生じやすい
高齢者の老化は個人差が大きい。
老化に伴い肝臓や腎臓の臓器の重量は低下するが、心臓は例外で重量が増加する。


高齢者の病気の特徴
健常な老化状態と病気との境界が不明瞭
身体機能の低下とともに廃用症候群が生じやすい。

●関連情報サイト
健康長寿ネットホームページ ※各自で検索をお願いします。



廃用症候群
体を使わない、使えないことにより様々な症状や疾患が引き起こされること。

臓器

機能の変化 症状・疾患
骨萎縮 骨粗鬆症
関節 可動域減少 関節拘縮
皮膚 萎縮 褥瘡
心臓 機能低下 起立性低血圧
泌尿器 排尿感覚低下 尿失禁、排尿困難

●関連情報サイト
健康長寿ネットホームページ ※各自で検索をお願いします。



寝たきりの原因
最も多いのは脳卒中、次に骨折
骨折が10年間で1.5倍に増加



代表的な高齢者の疾患
 脳血管障害
 認知症
  (アルツハイマー型、脳血管性)
 骨粗鬆症
 白内障
 老人性難聴
 嚥下障害
 褥瘡


 脳血管障害
脳の障害部位に相応した身体各部、又は高次脳機能障害が生じる。

高次脳機能障害 手足を動かしたりするだけでなく行動の手順を覚えてそれを表現する。服を着る、言葉を話すなど

片麻痺
大脳で損傷を生じた場合には反対側の麻痺を生じる。

右脳の損傷 左側の麻痺
左脳の損傷 右側の麻痺

右利きのひとでは大きな脳梗塞での右片麻痺では失語症、左片麻痺では左半側空間無視といった高次脳機能障害を合併しやすい

半側空間無視 右半球は主に空間を認識する機能を分担しており、その損傷により左側の空間を無視してしまう症状が生じる。食事の左側のおかずを食べ残す、左側の物にぶつかるなど、日常生活の大きな障害となる。



 認知症(痴呆
概要

いったん正常に発達した知能が器質的障害によって持続的、進行性に低下した状態。

症状
記憶障害
見当識障害
失語・失行
その他

アルツハイマー型認知症 老人斑、神経原線維変化がみられる
老人斑や神経原線維変化の増加に伴い、神経細胞が減っていく

アルツハイマー型認知症 脳血管性痴呆
原因 不明 大部分は脳梗塞に伴うもの
経過 進行性に憎悪 段階的症状悪化
特徴 全般的痴呆 まだら認知症
人格水準 早期より低下 比較的保たれる
症状 徘徊、多動 情動失禁が比較的多い

記憶障害 比較的最近の体験を忘れてしまい何回も同じことを言ったり、聞いたり、探し物をしたりする。
一方、昔の体験の記憶はよく保たれていて、自分の名前や誕生日、出身地、家族の名前などはよく覚えている。
しかし、痴呆が進むにつれて昔の体験の記憶も断片的になり、ついには何もわからなくなってしまう。
記憶のしくみ
記銘
(覚える)
保持
(頭に保存)
想起
(思い出す)

認知症では三つとも障害され新しい体験も貯蔵されない

見当識障害 見当識には時、場所、人に対する見当識がある
日付の間違い、季節や朝夕がわからなくなる
場所 家の中でトイレの位置がわからなくなったり、外出すると自分の家に帰れないなど
人の認知が障害され家族がわからなくなるなど
失語
運動性失語 脳血管障害などでは左の前頭葉の後部(ブローカ中枢)に病巣があると言葉がしゃべれない
感覚性失語 左の側頭葉の後部(ウェルニッケ中枢)が侵されると言葉が理解できない
失行 麻痺などの運動障害がないのに今までできたことがうまくできなくなる
着衣失行 衣類の着脱ができない
観念失行 使い慣れている道具の使い方がわからない
構成失行 図形などをうまく描けないその他の症状
その他の症状

徘徊、過食、異食、便失禁、せん妄、幻覚、妄想、抑うつ、夜間不眠、興奮、暴力などがある。  




せん妄 一種の意識の混濁
急性の脳障害に伴っておこる軽い意識障害で、判断力や理解力が低下し、しばしば幻覚や妄想があらわれて興奮状態になる
しばしば昼夜の逆転や睡眠覚醒リズムの障害を伴う。夜間に多く(夜間せん妄)、注意が散漫で行動や考えがまとまらず、錯覚や幻視などが活発に起き、困惑、不安、興奮状態となる
物取られ妄想が多く、自分の行動を忘れてしまい人のせいにするため家族が振り回されることもある。

●せん妄と認知症の違い
せん妄 認知症
発症 突然の発症 緩やかに発症
経過 一過性(一時的)
数時間〜数日、日によって、また一日の中でも症状が大きく変化することが特徴
徐々に進行

●認知症の関連情報サイト
認知症を知るホームページ 認知症の総合情報サイトです。


仮性認知症
仮性認知症 認知症との鑑別が重要
老年期は様々な喪失体験の中でうつ状態になることが多い
うつ状態では物忘れ、意欲の低下、判断能力の低下が起こるため痴呆と間違えやすい
うつ状態は治療によって改善される。よって早期に発見することが重要

●認知症と仮性認知症の比較
認知症 脳に何らかの破壊が生じる器質性脳疾患
仮性認知症 単なる機能の変化により生じる機能性疾患
*初老期うつ病



骨粗鬆症
原因 骨のカルシウムやたんぱく質の減少
特徴 閉経後の女性や高齢者に多い。
発生部位 脊椎骨にあらわれることが多い。
進行すると容易に圧迫骨折をおこす。


骨折しやすい場所

脊椎圧迫骨折

大腿骨頚部
橈骨遠位端(手首)
上腕骨

●骨粗鬆症の関連情報サイト
骨粗鬆症財団
ホームページ
骨粗鬆症の総合情報サイトです。
骨粗鬆症のお話
ホームページ
骨粗鬆症の総合情報サイトです。



白内障
瞳孔から入った光は水晶体(レンズ)、硝子体(しょうしたい)を通って網膜でとらえられ視神経に伝わる。
瞳孔は虹彩の収縮によって大きさが変わり光の量を調整する。

白内障

眼球の前方にある水晶体が白く白濁するために視力が低下する疾患


●白内障の関連情報サイト
参天製薬ホームページ 白内障について詳しく説明されています。



緑内障
緑内障とは 眼圧の上昇し視神経がおかされることにより視力低下や視野が狭くなる
途中失明の原因の第2位
*第1位は糖尿病性網膜症
治療

治療の原則は点眼薬による。
点眼薬と内服薬によって眼圧をコントロールする。

レーザー治療 薬物療法だけでは眼圧が下がらない場合
手術治療 薬物療法やレーザー治療でも効果が思わしくないとき

●緑内障の関連情報サイト
参天製薬ホームページ 白内障について詳しく説明されています。



老人性難聴
概要 加齢による以外に原因が見つからない難聴
特徴 高音域の音ほど聞こえにくい

●耳
音波は外耳道を経て鼓膜を振動させる。これが中耳の耳小骨に伝わり、さらに蝸牛に至り聴神経から内耳神経に伝わる。
中耳は耳管で咽頭と連絡するので風邪から中耳炎になることがある。



嚥下障害

疾病や老化などの原因により飲食物の咀嚼や飲み込みが困難になる障害




褥瘡

身体の一部分が長時間にわたり圧迫を受け、皮膚組織の循環障害が起こり、発赤、腫脹、びらん、潰瘍の形成を経て、ついには壊死に陥る状態。

2〜3時間以上続けて圧迫しないように体位変換をする。




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