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PET検査

PET検査 陽電子断層撮影 PET(Positron Emission Tomography)
概要 ポジトロン(陽電子)を放出する薬剤を体に投与し放出される放射線を読み取り画像とする検査です。投与方法には静脈から注射する方法と呼吸で吸入する方法がある。
備考 全身のがんを一度に検査できると言われていたが、検査部位によっては他の検査と組み合わせ実施する方が安心である。
胃、肝臓、膀胱、前立腺では有効性が低い

 PET-CT検査
説明
PET検査とCT検査を組み合わせて行なうことにより詳しい腫瘍の存在部位などを観察することができる。
がん細胞によく集まるFDG(フルオロデオキシグルコース)という薬品を注射し体の外に放出される放射線を読み取ることで画像を描出する。
FDGはブドウ糖に放射線を放出する放射性同位元素をくっつけたもの。
悪いところが光って写し出されるので一目でわかりやすい。
尿の流れる腎臓や膀胱などは正常でも光る。
今までのシンチグラフィーと比較して鮮明な画像が得られる。
目的
健康診断 癌の早期発見
良悪性の判定 他の検査で良性なのか悪性なのか鑑別がつきにくい場合
病期の診断 リンパ節転移や病変の広がりなどを見る。
経過観察 治療後の経過の観察や再発の発見など
検査の流れ
絶食 検査前の4〜6時間は何も食べないようにする。
血糖値の測定 薬品の注射前に画像に関係する血糖値を測る
注射 薬品のFDGを約5cc静脈に注射する。
集積を待つ 1時間横になって安静にする。
この間にあまり動くと筋肉にFDGが集まってしまうので安静にする。
排尿 検査前に膀胱内に尿として排泄されたFDGを出す。
撮影 検査時間は頭から大腿部までで約30分です。
回復室 体から出る放射線が少なくなるまで専用の部屋で待つ。
排尿 膀胱内のFDGを出す。
検査終了
注意事項
糖尿病など血糖が高い人はFDGが腫瘍に集まりにくくなるので良い画像が得られない場合がある。
妊娠中は検査をすることができない。
問題点 2006年の国立がんセンターの調査発表によるとPET(陽電子放射断層撮影)検査によるがん検診で85%のがんに見落とがあるとの内容であった。
やはりPET検査だけで判断するのではなく、従来のCT検査やMRI検査などと同様に病変や検査目的などに応じた検査の組み合わせが重要であると思われます。
FDGの合成方法
ベビーサイクロトロン F-18という放射性同位元素を作り、それにブドウ糖類似物質をくっつける。
出来上がるまで2時間〜3時間かかる。
デリバリー
PET検査の費用
FDGの場合 保険適応の場合 7,500点(75,000円)
※このうちの医療費自己負担割合分を支払う。
保険適応について 適応は、頭頚部がん、肺がん、すい臓がん、大腸がん、悪性リンパ腫などで、CT検査やMRI検査などの他の検査をしても確定診断ができない場合などに限られる。
PET健診(自由診療で保険適応なし) PET検査の費用としては10〜15万円が必要。

備考
頭部専用PET装置 アルツハイマー病やパーキンソン病などの頭部の検査を専門に行う装置。
イスに座ったままで検査をすることができる。


PET検査の関連情報サイト
日本核医学会
ホームページ
「市民の皆様へ」のページ
 放射性ヨード治療を受ける患者さんへ
 核医学検査Q&A
 PET検査Q&A  など
PET画像診断フォーラム
ホームページ
愛媛県立中央病院
ホームページ
「PET−CTセンター 」のページにPET-CT検査についての詳しい説明が掲載されています。
PET検査とがん治療講座
ホームページ
PET検査ネットホームページ
FDGスキャン注





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