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大腸ポリープ

概要
大腸粘膜に隆起する組織のこと。
ほとんどは無症状で、レントゲン検査や内視鏡検査で偶然発見されることが多い。
しかし症例により出血、粘液便、排便異常などを引き起こすことがある


分類

性質の違いによる分類

●大腸ポリープは腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられる。
腫瘍性ポリープ
腺腫性ポリープ 大腸にできるポリープの約8割を占める。がんになる可能性がある。

●形態による分類
腺管腺腫 腺管の形態を保ったポリープ。
腺腫性ポリープの80%を占める。
がん化の可能性は比較的少ないとされている。
絨毛腺腫 絨毛の形態を保ったポリープ。
腺腫性ポリープのなかで最もがん化しやすいとされている。
腺管絨毛腺腫 腺管腺腫と絨毛腺腫が混合したもの。
絨毛腺腫の次にがん化しやすいとされている。
非腫瘍性ポリープ
過形成性ポリープ 組織の構成細胞数が増加してできたポリープ。
過誤腫性ポリープ 正常の大腸粘膜が過剰に発育し、ポリープ状になったもので組織奇形の一種。
若年性ポリープ 幼児期にみられる。がん化の心配はないとされている。
Peutz-Jeghers型ポリープ
炎症性ポリープ 大腸炎などの後に傷跡のように残ったポリープ。
形による分類
有茎性ポリープ 良性のものが多い。
広基性ポリープ
(無茎性ポリープ)
腺腫性のものが多く、がん化しやすい。



原因
はっきりとした原因はわからないが、食生活の欧米化による動物性脂肪や糖分を摂りすぎが原因とされている。


症状


診断
便潜血反応 免疫便潜血反応検査(2日法)
注腸検査
大腸ファイバー


治療法
内視鏡切除術
ホットバイオプシー法
スネアー法
EMR法



備考
直腸とS状結腸に多く発生する。

●腺腫(adenoma)
腺腫とは 正常な腺上皮細胞に変異が生じて腫瘍化し、クローン化した腺腫細胞が発生部位に限局して増殖し、規則的な配列や増殖パターンを形成したもの。
癌腫との違いは、腫瘍化した細胞が組織破壊性に浸潤したり、他の臓器に転移したりしないことである。
また、腺腫は細胞増殖のスピードが緩徐で、癌のように急激な増大をしたり壊死を伴わない。                     (ウィキペディアより)


関連情報


関連情報サイト
飯原医院ホームページ 大腸肛門病に関する情報があります。
 ※ 大腸疾患の説明があります。




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