医療、福祉、教育、暮らしのいろんな制度やサービスなどなんでも情報を紹介
医療
医療の各種制度
介護予防
救急医療
医療施設・医療機関
保健・健康診断
疾患
感染症・食中毒
医療保険制度
医療の職業・資格
医療相談
医療なんでも情報
関連情報サイト
トップページ医療 > 医療機器
医療機器

医療機器について
医療機器とは 人若しくは動物の疾病の診断や治療、予防に使用され、または人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(医療用品、歯科材料、衛生用品など)のことである。
所管

薬事法に医療機器の定義、規制、取扱い等が定められている。
原則として厚生労働省の所管である。

医療機器のリスクに応じたクラス分類
多種多様な医療機器につき、人体に与えるリスクに対応した安全対策を講じる ため、国際分類を踏まえ、一般医療機器、管理医療機器、高度管理医療機器の3つに分類されている。

分  類 例    示
高度管理医療機器
(クラスV・W)
ペースメーカー、人工心臓弁、中心静脈用カテーテル、冠動脈カニューレ、滅菌済み合成高分子縫合糸、心血管用ステント、吸収性体内固定用ボルト、透析器、人工骨、人工呼吸器、バルーンカテーテル、血管用カテーテルガイドワイア、輸液ポンプ、滅菌済み縫合糸、コンタクトレンズ
管理医療機器
(クラスU)
MRI、X線撮影装置、心電計、脳波計、レーザー血流計、電子式血圧計、電子内視鏡、消化器用カテーテル、超音波診断装置、補聴器、歯科用合金、超音波歯周用スケーラ、家庭用マッサージ器
一般医療機器
(クラスT)
X線フィルム、体外診断機器、メス,ピンセット等鋼製小物、手術用不織布ガーゼ、医療脱脂綿、ネブライザー、手術台、手術用照明器、歯科技工用機器、手術用顕微鏡、家庭用救急絆創膏



病院内の医療機器
病棟 心電図 | 輸液ポンプ | 人工呼吸器 | 透析器
外来 心電図 | 透析器
手術室 心電図 | 電気メス | 人工呼吸器
放射線科 一般撮影装置(一般撮影、CT装置、TV装置) | 血管用カテーテルガイドワイア
検査科 心電図
歯科
その他 ペースメーカー、人工心臓弁、中心静脈用カテーテル、冠動脈カニューレ、滅菌済み合成高分子縫合糸、心血管用ステント、吸収性体内固定用ボルト、人工骨、バルーンカテーテル、滅菌済み縫合糸、コンタクトレンズ


ペースメーカー
概要

不整脈のなかには洞不全症候群や房室ブロック、心房細動などに代表される徐脈を起こす疾患群がある。これらの不整脈の一部には放置すると心不全を合併したり、致死的な心停止に発展する可能性のある病態が存在する。
そのような場合に、適切な機能を喪失した本来の心臓の刺激伝導系に代わって心筋を刺激し、必要な心収縮を発生するのに使用される医療機器。

構造
電気刺激発生装置
電子回路
電池
導線(リード) 電気刺激を伝える

●関連情報サイト
循環器病情報サービス 循環器病の総合情報サイトです。
札幌厚生病院循環器科ホームページ ペースメーカーなどの循環器に関する情報があります。
ペースメーカー協議会
ウィキペディア


中心静脈用カテーテル
概要 経口摂取などができなくなった場合に、栄養補給のための高カロリー輸液や薬剤投与の点滴を行うための細い管のこと。
鎖骨下やそけい部の静脈を穿刺して挿入し心臓近くまで進めて留置する。
合併症 気胸・血腫形成・動脈穿刺など
対策
透視下での挿入 透視像を確認しながら穿刺、挿入する。
血管穿刺用の超音波装置 エコーで血管を確認しながら穿刺、挿入する。
備考 CVラインセンターという専門の部門を設けている施設もある。

名古屋大学医学部付属病院ホームページ 中心静脈カテーテル挿入マニュアル


人工呼吸器
概要 人工呼吸を自動的に行うための医療機器
気道確保の方法
気管挿管 緊急時における最も迅速・確実な気道確保である。
しかし常に抜去事故の危険をはらんでおり、また肺炎の危険もあることから長期に及ぶ場合には気管切開に移行する。
気管切開 在宅での管理に向く。
家族も訓練を受ければ気管吸引や呼吸器の操作などが出来る。
マスク 非侵襲的陽圧換気(Non-invasive positive pressure ventilation:NIPPV)とも言う。
着脱が容易であり、睡眠時無呼吸症候群などの場合のように患者による自己管理も可能である。
しかし長期に装着しつづける場合、マスクの圧迫により褥瘡を生じる。
動作モード
CMV(Continuous mandatory ventilation)調節呼吸 最も原始的な換気様式であり、患者の呼吸努力を検知せず、ただ決まった容量の空気を定期的に強制換気する。麻酔下にある患者に使用する。それ以外では、脳死状態或いは完全な呼吸麻痺の患者にしか適応が無い。
自発呼吸が少しでもある患者に使用すると十分な換気が出来ない。
SIMV(Synchronized intermittent mandatory ventilation)同期的間欠的強制呼吸 患者の呼吸努力を検知するとPSにて換気補助し、一定時間以上それが無い場合には強制換気する。
呼吸不全の患者に対する一般的な換気法である。
PSV(Pressure support ventilation) 患者の吸気努力を呼吸器が感知すると、圧をかけて空気を注入する。
通常はPEEP+5〜15cmH2Oである。
CPAP(Continuous positive airway pressure)持続的気道陽圧法 常に一定のPEEPを加えたままにする換気法。
呼吸器から離脱する過程にある患者や自発換気は充分であるが酸素化に障害がある患者に使用する。
通常はそれにPSVを併用する。
自発呼吸のないまま一定時間が経つと強制換気を行うが、強制換気はあくまで非常手段でありアラームが鳴る、と言う点がSIMVとの違いである。
BIPAP(Biphasic positive airway pressure) Bi-Level、Bi-Ventとも呼ばれる。高圧相と低圧相の2つの圧を設定できるCPAPのことであり、実際上は高圧相が吸気圧、低圧相がPEEPとなる。SIMVと似た動作であるが、自発呼吸が強制換気の吸気相でも可能な点で異なる。
                                            ※ウィキペディアより
●関連情報サイト
克服!人工呼吸器
ホームページ
人工呼吸器についてわかりやすく解説されているサイトです。
用語集もあります。
東京薬事インデックス
ホームページ
西神戸医療センター麻酔科ホームページ


血管用カテーテル
血管用カテーテル 血管内に挿入し、目的とする血管に造影剤を流して造影検査をしたり、血管治療として血栓の除去や血管拡張などを行うために使用する管。
種類
脳血管用
心臓血管用
PTCA用バルーンカテーテル
マイクロカテーテル

●血管用カテーテルガイドワイヤ
血管用カテーテルガイドワイヤとは カテーテルを血管内で進めたり、位置を調整するときにガイドとして使用するワイヤー
種類
脳血管用
心臓血管用
ガイドワイヤー
PTCA用ガイドワイヤー

●カテーテルの関連情報サイト


輸液ポンプ
概要 点滴静脈注射を施行する際に利便性と安全性を高めるために使用される医療機器。
原理 弾力が高い専用の輸液チューブをこれを輸液ポンプの機械に挟み込んでローラーで押すことによって、あらかじめ設定された量が注入される。
輸注速度及び輸注予定量を設定することができる。
注意点
多くの機種は3〜4kg程度の重量があり、点滴スタンドが転倒しないよう措置を取らなければならない。
チューブの弾力は2〜3日程度の使用ではあまり低下しないが、ローラーの当たる位置は適宜変えることが望ましい。
輸液チューブ全体の抵抗や薬液の粘性抵抗により、輸注量に誤差が生じる。より正確な量での輸注を求める場合は、シリンジポンプの使用が望ましい。
                                             (ウィキペディアより)

●輸液ポンプの関連情報サイト
日本医師会ホームページ 輸液ポンプ等使用の手引き
旭川医科大学病院臨床工学室ホームページ 輸液ポンプ使用マニュアルなどがあります。
ウィキペディア 輸液について


シリンジポンプ
概要
点滴静脈注射を施行する際に利便性と安全性を高めるために使用される医療機器。
輸液ポンプより少量で、より正確な輸注を必要とする際に使用する。
弾力のあるチューブを利用する輸液ポンプと比べ、剛性のある注射器を使用するため正確な輸注ができる。
注意点
屈折率のセンサーは搭載されていないため空気の混入を検知できない。
輸液開始時はピストンのゴムが外筒に固着していることがあるため、注入速度が安定しない。ピストンを動かして滑りを良くしてから開始することが望ましい。

●シリンジポンプのメーカー関連情報サイト
テルモ ※各自で検索をお願いします。
医療機器の添付文書なども見ることができます。


吸引器












電気メス
概要 高周波電流を流して熱を発生させ、この熱により細胞を加熱し爆発・散逸させることによって切開作用を、細胞の水分を蒸発させタンパク質を凝固させることによって凝固作用をそれぞれ生じさせる。
種類
モノポーラー(単極)型 ●構成
メス先電極 医師が手に持って使用する部分
対極板 人体に貼り付ける金属の板
電源装置 高周波を発生させる装置

通常電気メスと言えばこちらのタイプをさす。
バイポーラー(双極)型 ●構成
電極 ピンセット型をしている。
電源装置 高周波を発生させる装置

ピンセットで目的の組織をつまみ上げ、通電させることで主に凝固を行う。
電気はピンセットの先端の間のみを流れ、他の部位に漏電しないため、心臓ペースメーカー埋め込み患者や神経の密集した部位の手術(頭頸部外科など)に使用されることが多い。
特徴
利点 ●臨床上の適用範囲が広い
組織の出血を抑えながら切開することができる。
装置の構造が単純で廉価である。
欠点 ●心電図などのモニターにノイズが乗る
●心臓ペースメーカーに影響を与えることがある
●電源装置からメス先電極へのコードにシリンジポンプなどの電気機器が触れていると、誤動作の原因になることがある
●体内に電気が流れるため、局所麻酔下の手術では患者がその電気を痛みと感じたり、筋肉の不随意の運動を起こすことがある
機能
切開モード 細胞の水分を蒸発させることによって切開する。
凝固モード 細胞を熱で変成させて凝固させることで止血する。


医療機器の関連情報サイト
財団法人 医療機器情報センター
medi Dreamホームページ 医療機器の最新情報などがあります。
小林メディカルホームページ ※各自で検索をお願いします。
東京薬事インデックス
ホームページ
医療機器ユーザーノートなどの情報があります。
医薬品医療機器総合機構ホームページ ※各自で検索をお願いします。
医療機器ネット 医療機器(診断用医療機器/治療用医療機器)情報を集約した医療機器の検索サイトです。




医療の掲載項目についての注意事項
医療に関する各種制度、疾患の説明、治療方法についてはどのようなものがあるのかを広く紹介することが主目的であり、実際に制度を利用、もしくは医療機関など各種機関を利用する場合は該当する窓口に相談をしてください。
初めての方はこのサイトについてをお読みください。


トップページ医療 > 医療機器
Copyright (C) 2007 社会福祉士のなんでも情報 All Rights Reserved.