CMV(Continuous mandatory ventilation)調節呼吸 |
最も原始的な換気様式であり、患者の呼吸努力を検知せず、ただ決まった容量の空気を定期的に強制換気する。麻酔下にある患者に使用する。それ以外では、脳死状態或いは完全な呼吸麻痺の患者にしか適応が無い。
自発呼吸が少しでもある患者に使用すると十分な換気が出来ない。 |
SIMV(Synchronized intermittent mandatory ventilation)同期的間欠的強制呼吸 |
患者の呼吸努力を検知するとPSにて換気補助し、一定時間以上それが無い場合には強制換気する。
呼吸不全の患者に対する一般的な換気法である。 |
PSV(Pressure support ventilation) |
患者の吸気努力を呼吸器が感知すると、圧をかけて空気を注入する。
通常はPEEP+5〜15cmH2Oである。 |
CPAP(Continuous positive airway pressure)持続的気道陽圧法 |
常に一定のPEEPを加えたままにする換気法。
呼吸器から離脱する過程にある患者や自発換気は充分であるが酸素化に障害がある患者に使用する。
通常はそれにPSVを併用する。
自発呼吸のないまま一定時間が経つと強制換気を行うが、強制換気はあくまで非常手段でありアラームが鳴る、と言う点がSIMVとの違いである。 |
BIPAP(Biphasic positive airway pressure) |
Bi-Level、Bi-Ventとも呼ばれる。高圧相と低圧相の2つの圧を設定できるCPAPのことであり、実際上は高圧相が吸気圧、低圧相がPEEPとなる。SIMVと似た動作であるが、自発呼吸が強制換気の吸気相でも可能な点で異なる。 |
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