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房室ブロックとは |
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心臓の刺激伝導系で、心房から心室に刺激が伝わらない、または刺激の伝導が遅くなることを房室ブロックという。 |
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心房からの刺激が心室に伝わる過程に異常があるために、心室の興奮が通常より遅れたり伝わらなかったりする。 |
●房室ブロックの種類
第1度房室ブロック
(1°AVブロック) |
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心房から心室への刺激伝導が遅延する |
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PQ時間が0.12秒以上になる。 |
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第2度房室ブロック(2°AVブロック) |
ウェンケバッハ型 |
PQ時間が心拍ごとに延長し、やがて心室に刺激が伝わらなくなりQRS波が欠損する。
その後に再びQRS波が現れる。 |
モービッツ II 型 |
PQ時間は変動しないが、突然QRS波が欠損する。
突然死の恐れもあるのでペースメーカーの適応である。
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第3度房室ブロック(3°AVブロック)
完全房室ブロック |
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原因 |
●急性に発症する原因
心臓病 |
心筋梗塞、異型狭心症、心筋炎 |
薬剤性 |
β(ベータ)遮断薬など |
高カリウム血症 |
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●原因となる主な慢性疾患
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医療の掲載項目についての注意事項 |
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